「KOKORONOMA」ストレス・エビデンス・検索エンジン

生体機能の理解にもとづく災害ストレス支援の推進事業

ストレスを科学的に可視化する試み。

私たちに最も大きなストレスをもたらす状況，それはきっと予測不可能な事態ではないでしょうか。なかでも，災害のもたらすストレスは非常に大きく，個人の対処能力を簡単に凌駕してしまいます。ストレスが発病に関連する病気において，客観的で定量的な尺度に基づいた診断基準が，十分に確立できていませんでした。

人によってストレスに対する耐性も異なるし，同じ状況から引き起こされる心身の反応も違います。ストレス・エビデンス・検索エンジンは，ストレスという捉え難いものを，少しでも理解し克服できるようにするために，科学的な目で可視化しようとする試みです。数万編にも及ぶ科学論文などを根拠 (エビデンス) をベースにして，個人のつぶやきと結びつけ，ストレスに関する分散した知識の断片を，誰もが利用できるようにインターネットを介して提供することを目的としています。

KOKORONOMAのデモシステムは、小さな茶室がデザインの基本になっている。心に向き合う場がそのコンセプトである。ユーザーが集中してコンテンツ（自分の心に）向き合えるように、空間の中に操作端末等を配置せず、リープモーション技術により、自らの手によって、端末を意識をすることなく画像操作できる仕組みとした。